産後の体重管理は、多くの母親にとって重要な課題の一つです。
特に、授乳中の母親は赤ちゃんの栄養を考えると、健康的に体重を増やすことが必要です。
そこで今回は、産後ガリガリで太りたいと悩む授乳中の母親に向けて、健康的に体重を増やす方法をご紹介します。
さらに産後にガリガリになってしまう原因や、健康的な体重管理のポイントなども紹介します。
授乳中のママたちが、安心して健康的に体重を増やすためのヒントが盛りだくさんのこの記事をぜひ最後までお読みください。
1.産後にガリガリに痩せすぎてしまう原因を紹介
産後にガリガリに痩せすぎてしまう原因は、母乳のあげ過ぎや育児のストレス、忙しさからくる食事の優先度の低下など、さまざまな要因が考えられます。
また、中にはバセドウ病などの病気が原因で痩せすぎてしまう場合もあります。
この章では、それぞれの原因について詳しく解説します。
また、原因を知ることで、それに合わせた対策を取ることができます。
産後ガリガリで悩んでいる方は、ぜひこの章を読んで、自分が何に悩んでいるのかを把握してみてください。
1-1.母乳をあげ過ぎているから
産後にガリガリに痩せすぎてしまう原因のひとつに、母乳のあげ過ぎが挙げられます。
母乳は、赤ちゃんに栄養を与えるために必要不可欠ですが、母体の栄養状態によっては、母乳をあげ過ぎることで自分自身の栄養が不足してしまうことがあります。
特に、産後すぐの期間は、母乳が十分に出ない場合があるため、赤ちゃんの健康を心配して、ついつい母乳をたくさんあげてしまうことがあります。
乳を出すためには、赤ちゃんの成長に合わせて摂取するカロリー量を増やす必要があります。
例えば、母乳をあげるためには通常より500kcalほど多めに摂取する必要があります。
その分の栄養を取れずに体重が減ってしまうことがあります。
また、母乳の出が良くなるように、栄養補助食品を摂取しすぎることも、痩せすぎの原因となります。
これは、栄養補助食品に含まれる栄養素が、母体の栄養を奪ってしまうためです。
1-2.育児のストレスが原因
育児は、新米ママにとって、非常にストレスフルであり、育児ストレスが続くことで、食欲不振や不眠など、身体的な問題が引き起こされることがあります。
これが産後のガリガリに痩せすぎる原因の一つとして考えられます。
育児ストレスの影響で、食欲不振や睡眠不足に陥り、十分な栄養を摂取することが難しくなります。
特に授乳期のママは、十分な栄養素を摂取しなければならないため、食事の量や質が重要です。
しかし、赤ちゃんの世話や家事などで忙しくなると、自分の食事の優先順位が下がってしまい、十分な栄養を摂取することができなくなります。
1-3.食事よりも睡眠を優先させてしまうから
産後に痩せすぎる原因の一つに、育児による忙しさがあります。
特に赤ちゃんが生まれたばかりの頃は、授乳やおむつ替え、泣き止ませるなど、育児にかかる時間が多くなり、自分の食事を優先することができない場合があります。
また、夜泣きや授乳などで寝不足になり、体力が消耗するため、エネルギーを補給するためにも食事が重要ですが、それでも自分の睡眠を優先してしまうことがあります。
そのため、栄養バランスの良い食事をとることができず、栄養不足になりやすく、痩せすぎや体調不良の原因となります。
1-4.バセドウ病の可能性も
産後に痩せすぎる原因の1つに、バセドウ病が挙げられます。
バセドウ病は、甲状腺の異常によって、体内の代謝が高まり、痩せやすい体質になる病気です。
産後にバセドウ病を発症する人もいるため、注意が必要です。
バセドウ病の症状は以下のようになります。
- 汗をかきやすい
- 体温が高い
- 眼球突出
- 食欲が増し、体重が減る
これらの症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、甲状腺機能の検査を受けることが大切です。
バセドウ病の治療法には、抗甲状腺薬や放射性ヨウ素治療、手術などがあります。
産後に痩せすぎが気になる場合は、バセドウ病の可能性も考えられることを頭に入れ、専門医に相談することをおすすめします。
2.授乳中でも安心!産後で太りたいときにおすすめの方法を紹介
産後の体型に悩んでいる方も多いことでしょう。
特に痩せ過ぎている場合、健康面でも心配になります。
そこで、産後で太りたい方には、どのような方法があるのでしょうか。
完全母乳からミルクとの混合に変更する、育児のストレスを減らす、高カロリーな食べ物を食べる、プロテインを飲むといった方法があります。
それぞれの方法を詳しく解説し、健康的に体重を戻すためのアドバイスをお伝えします。
産後の体型に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.完全母乳からミルクとの混合に変更する
産後は赤ちゃんのために完全母乳での授乳が推奨されますが、その一方で太りたいと考える場合はミルクとの混合に変更することが効果的です。
完全母乳の場合、授乳のために大量のカロリーを消費するため、体重が減りやすくなります。
一方、ミルクとの混合に変更すると、授乳回数が減少し、それに伴って体重が増えることが期待できます。
完全母乳からの変更によって、赤ちゃんがミルクに慣れづらくなる場合もあります。
そのため、ミルクとの混合による授乳の割合を徐々に増やしていくことがおすすめです。
2-2.両親や旦那の力を借りて育児のストレスを減らす
産後で太りたいときにおすすめの方法の一つに、育児のストレスを減らすことが挙げられます。
以下は、両親や旦那の力を借りて育児のストレスを減らす方法です。
- 旦那や家族に育児を手伝ってもらう
- 育児の時間を確保するために、時間管理をする
- ベビーシッターを利用する
- 育児ストレスを発散するために、趣味や友達との時間を確保する
- ママ友と情報交換するなど、育児に関する情報を得る
これらの方法を実践することで、育児のストレスを減らすことができます。
育児に時間を使いすぎず、自分の時間を持つことで、メンタル面でもリフレッシュすることができます。
2-3.間食で高カロリーな食べ物を食べる
産後で太りたいときにおすすめの方法の一つに、「間食で高カロリーな食べ物を食べる」という方法があります。
産後は赤ちゃんのお世話や家事などで忙しく、食事の時間がとれないことも多いですが、そんなときには手軽に食べられるお菓子やスナック菓子などの高カロリーな食べ物を食べることができます。
以下は、産後におすすめの高カロリーな食べ物の例です。
- ナッツ類(アーモンド、ピスタチオ、くるみなど)
- チーズ
- アボカド
- ヨーグルト
- ドライフルーツ
また、間食をする暇すらないという場合には高カロリーの飲み物を飲むこともありです。
甘いジュースや野菜ジュースを飲むのもおすすめです。
2-4.プロテインを飲む
産後で太りたいときにおすすめの方法の一つに、プロテインを飲むことがあります。
プロテインは筋肉を増やすために必要な栄養素であり、筋肉量が増えることで基礎代謝が上がります。
また、プロテインは低カロリーでありながら満腹感を与えるため満足度も高いです。
産後は育児や家事などで忙しく、時間が取れないという方も多いかもしれませんが、プロテインは手軽に摂取できるのが魅力的です。
市販されているプロテインパウダーを牛乳や豆乳、水に混ぜて飲むだけで、簡単に栄養補給ができるのも魅力的です。
まとめ
この記事では、産後に太りたいときにおすすめの方法を4つ紹介しました。
・完全母乳からミルクとの混合に変更する:完全母乳で育てていた場合、ミルクとの混合に変えることで授乳量が減り、余分なカロリーを摂取しやすくなります。
・両親や旦那の力を借りて育児のストレスを減らす:育児のストレスが体重増加の原因になることがあります。家族やパートナーに育児の手伝いをしてもらい、ストレスを減らすことが大切です。
・間食で高カロリーな食べ物を食べる:食事以外の間食で、高カロリーなものを摂取することで、カロリーオーバーしやすくなります。ただし、健康的な食生活を維持することも重要です。
・プロテインを飲む:運動と併用して、プロテインを摂取することで、筋肉量を増やし、代謝をアップさせることができます。
これらの方法を組み合わせることで、産後でも安心して太りやすくなります。